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宗郷谷 里山の自然 そうごうだに さとやまのしぜん
里山の自然が残る宗郷谷 現在の宗郷町の大部分は、江戸時代の中頃、田野浦新開として開拓されたところです。近年は宅地化が進み、水田が広がっていた当時の面影は少なくなりました。ここ宗郷谷は平家の落人が葉田(現在の登町・沖浦町)から下りて移り住み、銅の採掘で生活を始めた所と伝わり、里山の風景や歴史的な史跡が残されています。
○里山の自然とは  里山は、原生の自然ではありません。日本列島で人が自然とかかわりながら数千年にわたり育て維持してきた自然です。今全滅が危惧されている生き物の多くがこのような里山に生息しているといわれています。1960年代、暮らしの燃料がマキからガス・石油へと変わるなかで、里山も忘れられてきました。大量生産・大量消費・大量廃棄により人類の生存を脅かすほど地球環境が悪化している今、かつて資源が循環的に利用されてきた里山の自然に学び、持続可能な地域づくりを進めましょう。遊歩道や遊歩道道沿いの植物は、宗郷みどり夢の回の皆さんによって整備・保護されています。植物の採取はできません。
【注意】遊歩道は山道です。長袖・長ズボン・滑りにくい靴・帽子を着用し、ハチの安全対策のため黒い服装は避けましょう。「もうひとつの宗郷谷 〜鉱山道(白萩渓谷)」宗郷谷の西側に白萩川というきれいな川の流れるもうひとつの谷があります。ここはかつて鉱山(神武鉱山・瀧鶴鉱山)があった谷で銅や蛍石などを産出しました。1964年落盤事故で閉山しましたが、日露戦争の頃の採掘量は銅・蛍石とも年5万貫(187t)と記録されています。
蛍石-ほたるいし- 化学式 CaF2 色は無職・緑・紫・ピンク色などで、ガラス光沢があり、紫外線を当てると蛍光をはっするものがある。熱に弱く炎にかざすと光り融けてしまう。鉄の精錬や光学ガラス、フッ素の原料などにひろく利用される。地質・・・宗郷付近の地質は熱変成作用を受けた古生層の花崗岩の上に残っているものです。ここの鉱床はグライゼンと呼ばれる高温型硬化作用をうけた蛍石せん長岩中にタングステンがあります。古生層のスカルン帯(火成岩と石灰岩の接触帯)には蛍石・ざくろ石・灰鉄輝石・透輝石、陽輝石・石英などがあり、鉱物の観察によいところです。
基本情報
住所広島県三原市宗郷
お問い合わせ先【三原市生活環境課環境政策係】0848-67-6194
営業時間なし
休業日なし
料金など無料
駐車場有 約2~3台
アクセスJR三原駅から田野浦行きバスで約10分「田野浦小学校前」下車、徒歩で宗郷川沿いに南へ1.5km行くと遊歩道入口
トイレ
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